2015年10月21日 14:23
阿蘇 久木野窯 陶展
伊比井 宣明・万貴(南阿蘇村)
《開催期間》 平成27年10月20日(火)~10月25日(日)
《 時 間 》 9:00~17:00 ※最終日は16:00まで
《 会 場 》 熊本県伝統工芸館 1階展示室
土灰釉の叩き壺をメインに作陶。
下絵付け、かき落とし、白抜きなどの技法を用いた器を展示。
--------------------------------------------------------------
熊本県伝統工芸館 Y です。
ただいま、1階展示室では、
「阿蘇 久木野窯 陶展」が開催中です。
今回は約300点の作品が会場に並んでいます。
それでは会場の様子を少しだけご紹介いたします。
こちらの壺は伊比井 宣明氏の作品で、
灰釉によって生まれる深い緑が特徴の作品です。
釉薬には土灰という雑木を燃やした灰に金属酸化物を独自の配分で調合されたものを使われており、
この深い緑はその研究の結果生まれているんですね~
こちらの灰釉陶箱は、土の形状を決め、蓋となる部分を切った後
中を彫って作られています。
ぜひ会場にて、作品の模様の強弱や、釉薬の濃淡によって描かれる表現をお楽しみください。
こちらは伊比井 万貴氏の作品です。
日本的な色彩を焼物に表現されており、染付や下絵付の作品には縁起物として古くから描かれているウサギが描かれた作品も並んでいます。
こちらの作品は、白い部分を蝋(ろう)で描き、5種類の呉須を使い濃淡のある模様を表現されています。
こちらの作品の底に描かれているウサギですが、
かきおとしの技法で描かれているんです!
色を付けた後に模様の部分を削り落としているんです。
他にも素敵な作品が並んでいますので、この続きは会場にてお楽しみください。