2016年08月16日
『伝統と伝承』金工作家6人展(2016.8/16-8/21)
『伝統と伝承』金工作家6人展
代表 伊藤 恵美子 (玉名市)
《開催期間》 平成28年8月16(火)~8月21日(日)
《 時 間 》 9:00~17:00 ※最終日は16:00まで
《 会 場 》 熊本県伝統工芸館 1階展示室
重要無形文化財『銅鑼』(三代魚住為楽)継承者育
成事業参加メンバーにゲストを迎え初の企画展
となります。
錚々たる作品を御高覧頂きますようお願い申し
上げます。
※日替わりで作家が在廊致します。
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こんにちは。
ただいま、熊本県伝統工芸館 1階展示室 では、
「『伝統と伝承』金工作家6人展」 が開催中です。
会場では、
松本 育祥 氏 (東京都)
般若 泰樹 氏 (富山県)
山崎 誠一 氏 (京都府)
角谷 圭二郎 氏 (大阪府)
畠 春斎 氏 (富山県)
伊藤 恵美子 氏 (熊本県)
特別出
魚住 為楽 氏 三代目 重要無形文化財保持者(人間国宝)
魚住 安信 氏 四代目
宮崎 匠 氏 宮崎寒雉15代(予)
の作品が並んでいます。
それでは、会場の様子を少しだけご紹介させていただきます。
こちらは松本氏の作品です。
こちらの紫銅花器は、原型を作り磨いたうえで、
約1000度という温度で、炭と一緒に銅が解ける寸前まで焼くことで作られています。
油断をすると温度が上がり作品自体も変形してしまうんだそうです。
黒っぽい部分が地の部分ですが、この色を出すために銅に少量の金を混ぜるんだそうですよ。
こちらの朧銀花器は、仕上げにぬかみそなどに使われる「ぬか」
(無塩のもの)をつけて焼くことで大理石のような美しい質感が出るんだそうですよ。
他にも錫のコースターなど素敵な作品が皆様をおまちしていますよ。
こちらの蝋型吹分花器は山崎氏の作品で、
2種類の金属を流し込んで独特の風合いを出す技法でつくられています。
2種類の金属を扱うので温度調節がとても難しいそうですよ。
こちらは、般若氏の吹分盆です。
ぜひ会場でご覧いただきたい逸品ですよ。
こちらの茶釜は角谷氏の作品で、鉄で作られた上から
ベンガラを混ぜた漆を塗り、焼き付けることで茶室にあう落ち着いた色合いを表現されています。
こちらは銅のぐい呑やカップです。
茶釜と同様に漆を焼き付けたのち内側を磨いて仕上げをされています。
熱伝導が高いので、ガラスや陶器とは違う雰囲気を楽しめます。
角谷氏も愛用されているそうですよ。
こちらは銅に錫を混ぜた作品で、中心にある金色の模様が地の色なんですよ。
漆を塗った上で模様の部分を磨くことで地の色を出しているそうです。
こちらは、伊藤氏の作品です。
肥後象がんとスペイン象がんの技法を取り入れて作られた素敵な作品が並んでいますよ。
こちらのブレスレットもおしゃれですね♪
会場では日替わりで作家の皆様が在廊されますので、
ぜひこの機会に会場までお越しください。
他にもブログで紹介しきれなかった素敵な作品が皆様をお待ちしております。
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Posted by 伝統工芸館スタッフ at 13:56│Comments(0)
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